尾道 坂道エリアを歩く

国内旅

広島県尾道市、坂の街、文学の街あるいは映画の街として知られる人気の観光地で近年は海外の方も多く訪れているようです。海産物も美味しくラーメンも有名で色んな楽しみ方があります。そんな尾道のメインスポットと言える千光寺山のふもとから山頂近くにある千光寺に至るエリアとその周辺を歩きました。まさに坂の街といえるエリアで古寺が沢山ある歴史情緒あふれるエリアです。
出発点はJR尾道駅、駅に観光案内所があり地図やパンフレットがもらえます。
駅から歩き始めると商店街入り口の案内があり「放浪記」で知られる林芙美子の像が迎えてくれます。商店街に入ったところから歩道橋で道路と線路を超えると観光案内地図があります。

案内地図にはいくつかのコースが紹介されていますが、古寺めぐりコースというのがあり出発点になっているようです。
この古寺めぐりコースを参考に歩いて行きます。持光寺の案内があるので訪ねます。

持光寺は平安初期に天台宗の寺として創建、南北朝期に浄土宗に改宗されたようです。国宝に指定されている天台宗時代の寺宝もあるようです。
次に光明寺を訪ねます。

平安初期の創建で当初は天台宗の寺でしたが南北朝時代に浄土宗に改宗したようです。12代横綱陣幕久五郎の墓があり説明書きの横に手形の碑もあります。
光明寺の次は海福寺を訪ねます。

鎌倉時代末期に創建された時宗の寺、三ツ首様がまつられています。説明が書かれていますがこれは処刑された三人の盗賊の首をまつったものだそうです。盗賊の首というのは不思議な気がしますが、この三人は豊かな人から盗みを行い貧者に施すという少し変わった盗賊だったようです。
次に千光寺を目指しますが途中志賀直哉の旧居があります。

志賀直哉は一時期尾道に滞在しました。代表作の「暗夜行路」の主人公は自身がモデルとされ、尾道での暮らしぶりが多く描かれているようです。
志賀直哉旧居から千光寺を目指しますが、坂の街、かなり急な坂道や階段を上っていきます。息を切らせながらようやく到着します。

境内に入ってからも階段が続きます。

千光寺は平安時代初期、弘法大師空海の開基と伝わる真言宗系の寺院で境内からの眺めも素晴らしいです。
境内からさらに上、頂上付近の展望台を目指して上って行きます。

展望台からの眺めも素晴らしいです。
また千光寺から展望台に通じる一帯は観光案内地図にも書かれていますが文学のこみちといわれるエリアになります。

自然石に尾道ゆかりの詩人・歌人や小説家の詩や歌、小説の一部を刻んでいます。これらの詩や歌、小説の一部を見ながらゆっくり散策するのもいいのではないでしょうか。

言語学者の金田一京助の歌や先ほど旧居を訪ねた志賀直哉の「暗夜行路」の一部も刻まれています。
頂上から文学のこみち、再び千光寺を通り下っていくと三重塔で知られる天寧寺があります。

説明書きによると室町幕府2代将軍足利義詮が父尊氏の遺志をついで工費を寄進したとされる足利家ゆかりの寺だそうです。
天寧寺からロープウェイの山麓駅の前を通り御袖天満宮、大山寺まで歩きます。

御袖天満宮はその名の通り菅原道真を祀る神社ですが、映画のロケ地としても知られています。尾道は映画の街とも言われ尾道三部作といわれる有名な作品もあります。40年ほど前の作品ですがリメイクされているものもあり若い方もご存知の作品があるかと。
御袖天満宮の横に大山寺があります。

弘法大師空海が入唐の頃には既に開かれていたとされる古刹のようで、「天神坊」とも呼ばれていることから隣にある御袖天満宮と深い関係があったようです。
御袖天満宮、大山寺から西国を代表する大寺院の一つとされた西國寺を訪ねます。

創建は奈良時代と古く平安時代には勅願寺となり末寺は100寺以上を数えたようです。貫禄のある仁王門をくぐって広い境内に入ると趣のある金堂や大師堂が迎えてくれます。広い境内を散策していると落ち着いた気分になるから不思議です。

西國寺でゆっくりした後は海岸方面に下り途中本通り商店街に入ります。商店街を歩いて駅に戻り行程を終了します。
今回の行程で所要時間は休憩時間も入れ4時間程度でしたが、やはり坂の街、そこそこきつい行程でした。特に千光寺界隈は坂もきつく階段も多いので体力に不安のある方はロープウェイが運行されているので利用する選択肢もあるかと思います。

坂の街といわれる尾道のメインスポットと言える千光寺山のふもとから山頂近くにある千光寺に至るエリアとその周辺を歩きました。歴史ある古寺が多いエリアで古寺を中心に巡りましたが文学のこみちや映画のロケ地もあります。色んな見どころのあるこのエリアを歩いてみてはいかがでしょうか。
また尾道には文学の街、映画の街としての楽しみ方もあります。あるいは瀬戸内のすばらしい景色を見ながらのサイクリングという選択肢もあります。それぞれの興味に合わせて色んな楽しみ方ができる尾道、お勧めします。(各種交通機関、各施設等の情報は公式HP等で最新のものをご確認ください。)